このブログではStripeという決済代行会社を利用し、完全事前決済を導入する方法を説明していきます。が、まずその前に現金を一切廃止して、事前決済だけで宿を運営するメリットを5つご紹介したいと思います。

1. 事前決済を導入するメリット5つ

1.釣銭を用意しなくて良い

まずは釣銭を用意しなくて良くなります。
釣銭を作るために、コンビニまで走って10,000円を崩すために缶コーヒーを買わなくてもよくなるわけです。

2.入金が不要

次は売上の入金が不要になることです。いちいち銀行のATM行くの、本当に面倒ですよね。

少し話はそれますが、僕は副業でコインランドリーの経営を行っているのですが、ランドリーの売上って現金オンリーでそれも100円玉ばっかりなんです。で、近くのATMに入金に行ってるんですが、最近その銀行の担当者から電話あって、ATMに100円玉を大量に入れないでくださいって怒られました…

3.盗難・紛失などレジ金が合わないリスクがなくなる

現金で運用していると必ず起きるのが、レジ金が合わなくなるケースです。釣銭を間違えて渡している場合もあるし、スタッフが盗難をする場合もあるかもしれません。レジ金が合わないと、なぜ合わなかったか確認する作業で時間が取られてしまいます。

4.チェックインがスムーズ

チェックインの際、支払いがすでに終わっており現金のやり取りが発生しなければ、それだけスムーズにお客様にお部屋をご案内することが可能になります。もうそれこそ、館内の案内をするだけなので。特に、混んでる土曜日や繁忙日などは、受付に列ができてしまったら気まずいと思うんですが、事前決済に切り替えるだけで一発で解決ができます。

5.Noshowの処理が楽ちん

現地決済で予約を受けている場合、Noshowが発生した場合お客様に連絡してキャンセル料金を支払ってもらう必要があります。でもまともに支払う人もいれば、連絡取れなくて取りっぱぐれることも結構あるんですよね。これ、事前決済にすることで全て解決します。

2. 各OTAごとの事前決済の設定

各OTAごとの事前決済の設定

各OTAごとの事前決済の設定

次に各OTAごとの事前決済の設定を見ていきます。

楽天トラベル・じゃらん・一休

国内OTAの楽天トラベル、じゃらん、一休は、2通りの決済方法があります。1つは「現地決済」、もう一つは「事前カード決済」です。

現地決済をお客様が選んだ場合は、チェックイン当日に現金もしくはクレジットカードで支払う形です。事前カード決済を選んだ場合は、予約時にクレジットカードを登録し、宿泊料金をその場でネット決済する方法です。

楽天トラベル、じゃらん、一休に参画する宿泊事業者は、どの決済手段で予約を受け付けるか選ぶことができます。もうお分かりだと思いますが、推奨するのは「事前カード決済」のみです。事前カード決済の場合は、万が一ノーショーが発生してもOTAがきちんとキャンセル料を徴収するから安心だし、現金の取り扱いがなくなることで管理コストが減るからです。

Agoda・Expedia・Airbnb

海外OTAのAgoda、Expedia、Airbnbには現地決済という選択肢はなく、事前カード決済のみとなります。ちなみに、お金の流れとしては、こんな感じです。ゲストはOTAに支払い、OTAが宿泊施設にコミッションを引いた金額を支払います。

OTAのお金の流れ

Booking.com

次はBooking.comです。
宿泊施設のオーナーなら、Booking.comのノーショーは、長年避けては通れない問題だったのではないでしょうか?なぜならBooking.comでは現地決済と事前決済の2パターンが用意されており、宿泊施設は「現地決済」を止めることができず、現地決済で予約したゲストでNo Showだった場合は、キャンセル料金を取りっぱぐれることが多かったからです。

しかし!!

2022年の5月に、突如「Booking.comペイメント」というサービスが始まり、宿泊施設は現地決済を止めて、事前決済に一本化することができるようになりました。要は、Booking.comもExpediaやAirbnbと同じような決済環境になったということです。今まで散々Booking.comのノーショーに苦しめられていた宿には最高のニュースだったのではないでしょうか?

公式ホームページ

次はOTAではありませんが、公式ホームページからの予約についてです。
Beds24を導入すると予約エンジンが無料で使えるようになりますが、もちろん事前決済も導入可能です。どのように事前決済を導入するかというと、決済代行会社であるStripeを使って実現します。

3. Stripeとは?

公式ホームページに事前決済を導入するためには、Stripeというサービスを使う必要があります。

本社をアメリカ・サンフランシスコに置き、日本を含む世界14カ国に事業所を展開するグローバル企業です。そんなStripeは、GoogleやAmazon、Uberなど誰もが知る大手企業から新たなビジネスを展開するスタートアップ企業まで、100万を超える企業で導入されています。

対応カード

Stripe決済で対応しているクレジットカードの国際ブランドは、Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners、Discoverです。JCBやDiners(ダイナース)、Discoverは別途審査が必要になる点に注意しましょう。

Stripeの手数料

Stripeは初期費用・月額費なしで始められ、売り上げごとに手数料を支払います。手数料は決済成立ごとに3.6%が加算されるシンプルな仕組みが特徴です。アカウント作成後すぐ利用でき、24時間対応してくれるカスタマーサポートもあるので、初めてでも安心して利用できるでしょう。

入金サイクル

日本の決済代行会社の場合、入金サイクルが遅いことがよくあります。入金サイクルが遅いとキャッシュフローが悪くなり、経営自体に支障が生じる可能性もありますが、Stripeでは入金サイクルが速く、毎週決まった曜日に日本の銀行に振り込んでもらえます。デフォルトで毎週金曜日に設定されています。この入金サイクルを、毎週金曜日から任意の曜日や、月1回(指定日)に変更することも可能です。

注意する点

素晴らしい決済代行会社ですが、2つ欠点があります。1つは

実店舗で使えない

実店舗で支払いを受けるためには「Stripe Terminal」というオプションを利用する必要があり、今のタイミングでは残念ながら日本では利用できません。

もし実店舗でクレジットカード決済を受けたい場合は、楽天ペイやAirペイ、Squareなどの導入が追加で必要になります。

決済手数料は返金されない

Stripeでは、代金の全額や一部を返金することが可能です。しかしその際、決済手数料は返金されません。決済手数料を差し引いた形で返金される点に注意しましょう

Stripeのアカウント開設方法

Stripeは無料でアカウントを作成したら、すぐに支払い受付の設定を行うことができます。アカウントの作成方法は簡単です。Stripeでは法人だけでなく、個人でもアカウントを作ることができます。

Stripeでは他社で行われているような審査を基本的に行っておらず、企業の登記番号や電話番号、銀行口座情報などを入力すれば最短1日で利用を開始できます。スピーディーに決済代行サービスを利用したいときに、おすすめのプラットフォームだといえるでしょう。

4. Beds24とStripeを連携させる

Stripeのアカウントを開設したら、Beds24とStripeのアカウントを連携させましょう。

Beds24をある程度マスターすると、Stripeとの連携もできてしまいますが、万が一失敗してしまうと決済ができなくなりトラブルになります。Beds24のサポートにお願いすると無料で設定を行ってくれます。

で、Beds24とStripeを連携させると具体的にどのような挙動になるか説明したいと思います。で、その説明に当たって、Beds24の重要な機能があります。それは、「AutoAction」という機能なんですが、

AutoActionとは?

Auto Actionとは、Beds24で設定可能な自動化ツールになります。

あらかじめ決められたトリガーとアクションを設定するだけで、多くの業務を自動化することが可能になります。トリガーというのは銃の引き金という意味なんですが、要はトリガーである引き金を引いたら、弾が飛び出すというアクションを設定する機能になります。

Beds24のAutoActionとは?

例えば私たちの宿のキャンセルポリシーは、チェックイン2日前に100%と設定しているので、このタイミングが来たらStripeで決済をしています。なので、トリガーは「チェックイン2日前に公式ホームページからの予約があれば」になり、アクションは「Stripeで決済する」になります。

これが実際の設定画面です。

トリガーとアクション

このように、StripeをBeds24と連携させ、AutoActionのトリガーとアクションを設定することで決済を自動で行うことができるようになります。
もちろん、決済忘れもないし宿泊料金を間違えることもありません。

By / Published On: 6月 11th, 2022 / Categories: ホテルシステム / Tags: , , /

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